のりやく【乗り役】

競走馬に騎乗する騎手のこと。

『鞍上』、『やね』などともいう。

＝鞍上　騎手　やね

のりうんどう【乗り運動】

馬に乗って厩舎の周りなどを歩かせる運動で、体をほぐし歩様のチェックなども兼ねるトレーニング。

ノメる

馬場が悪い状態などで、馬が地面を蹴ったときなどに踏ん張りきれず、脚を滑らすこと。

のみや【ノミ屋】

私設の馬券屋のことで、代理で馬券の購入の依頼を受ける。

しかし、実際には正規の窓口で馬券を購入せず、集めたお金で運営する形をとっているので、的中者がいなければ丸儲けである。（集めたお金を飲むのでノミ屋といわれる）
逆に集めたお金より配当の方が多ければ自腹となってしまう。

購入できる馬券の種類を限定したり、配当は100倍まで（150倍の配当が的中しても、ノミ屋の払い戻しは100倍）としたり、ノミ屋により独自のルールがあるようだ。

ノミ行為は違法であり、5年以下の懲役または500万円以下の罰金に処せられ、またノミ屋を利用した者も処罰の対象となる。

しかし近年、電話投票やPATなどが普及し、どこからでもパソコンや携帯電話などを使って馬券が購入できるようになったので、ノミ屋を利用する価値は低くなったといえる。

のどなり【ノド鳴り】

気管支の病気で、喘鳴症といわれる、人間でいえば喘息のようなもの。

『ヒュウヒュウ』、『ゼイゼイ』などといった呼吸音を発することから、ノド鳴りといわれる。

症状が出ているときは正常な呼吸が出来ず、呼吸困難になり競走能力に大きく影響する。

のうりょくけんていきょうそう【能力検定競走】

第二次世界大戦中の1944年、馬券を発売する競走を禁じられ、種牡馬・繁殖牝馬などの選定のため、主要レースが能力検定競走として開催された。

第6回農商省賞典4歳（皐月賞）＝クリヤマト、第13回東京優駿（ダービー）＝カイソウ、第6回中山4歳牝馬特別（桜花賞）＝ヤマイワイなどが能力検定競走として施行。