おろす

初めて馬をレースに出走させること。

また平地競走を走っていた馬を、障害入りさせたときや、中央競馬所属から地方競馬に転属した場合にも使う。

このほかにも今まで騎乗していた騎手を替える（指示通り騎乗しなかったり、大事なレースで惨敗するなど結果を出せない）ときに、おろすと使われる。

おりあい【折り合い】

騎手と馬の呼吸が合っているかどうかという状態をいう。

騎手が馬を気分よく走らせている状態が、折り合いのついた状態で、逆に騎手が手綱を絞り、抑えようとしても行きたがり、抑えが利かない状態を、折り合いを欠く、折り合いがつかない、などといい、騎手は前足を踏んばったり、立ち上がったりして抑えようとする。

おやこどんぶり【親子丼】

同一馬主、あるいは同一厩舎の馬が1、2着を独占すること。

おもばば【重馬場】

雨などの影響で状態の悪くなった馬場。

芝コースでは蹄跡がつき、大きな泥がとぶ状態。
ダートコースでは水分をたっぷり含み、砂が黒く見える状態。

おもてかいさい【表開催】

中央開催とローカル開催が行同に時われている時の、中央開催の方を表開催という。

⇔裏開催
⇒中央開催

おまわし【尾まわし】

ゲートに入りたがらない馬の後ろにロープをまわし、何人かで引っ張りゲートに入れること。

おーぷんば【オープン馬】

収得賞金によりクラス分けされ、収得賞金が条件戦の域を超え、条件戦に出走できなくなった最高条件の馬。

競走馬が勝ち鞍を重ねるたびに、収得賞金が加算されクラスが上がる仕組みになっている。

オープン入りすると条件戦に出走できなくなるが、クラス分けの収得賞金額は馬の年齢・時期によって変わり、オープン馬になった後、レースに勝てないと条件馬へ降格になる場合がある。

⇒クラス分け

おーぷんきょうそう【オープン競争】

すべての馬が出走できる競走をいうが、現状では下位クラスの馬は出走できないよう、条件がつけられていることが多い。

⇒オープン馬　　自己条件　クラス分け

おばなくりげ【尾花栗毛】

栗毛の中でも前髪、たてがみ、尾が白いものをいい、尾がススキの穂のように見えるためこう呼ばれる。



尾花栗毛の馬は非常に美しく、テンポイントは額の流星と栗毛の馬体の美しさから『流星の貴公子』と呼ばれた。

⇒栗毛

おてうま【お手馬】

毎回決まった騎手が騎乗し、馬の癖や性格など熟知し、手の内に入れた馬のこと。

⇒主戦騎手