さんれんしょうふくしき【三連勝複式】

1着・2着・3着になる競走馬の馬番号の組み合わせを予想する投票法方で、3頭の組み合わせが1着・2着・3着であれば着順はとわず的中となる。

通称、略して三連複とよばれている。

⇒勝馬投票券

さんれんしょうたんしき【三連勝単式】

1着・2着・3着になる競走馬の馬番号の組み合わせを、着順通りに予想する投票法方。

組み合わせは多いが、10万円や100万円を超えるような高配当も飛び出す可能性を秘めているので、ローリスク・ハイリターンの勝負ができる馬券といえる。

通称、略して三連単とよばれている。

⇒勝馬投票券

さんぶさんりん【三分三厘】

3コーナーから4コーナーにかけて、差し馬が仕掛ける勝負所をさす。

一分を1ハロン（200メートル）とした場合、ゴール前残り約660メートル地点になる。

さんだいしそ【三大始祖】

現在、世界のサラブレッドの父系をたどると、ダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークという3頭のいずれかの馬にたどりつき、これらの3頭を『三大始祖』または『三大根幹種牡馬』という。

現在サラブレッドの90%以上がダーレーアラビアン系で、4代孫のエクリプスにより主流血統を築き、圧倒的勢力を保っている。

⇒サラブレッド

さんく【産駒】

一般的には父馬である種牡馬の馬名で『〇〇産駒』といわれ、その馬の子供のこと。

また、現役時代に活躍した繁殖牝馬や、優秀な仔馬を多く輩出する繁殖牝馬の名をつけていうこともある。

さんかん【三冠】

日本の競馬ではクラシックのうち皐月賞、東京優駿（日本ダービー）、菊花賞を三冠競走といい、この3つのレース全て制覇した馬を三冠馬（トリプルクラウンホース）という。

また桜花賞、優駿牝馬（オークス）の牝馬限定の2つのクラシックに加え、秋の3歳牝馬限定GⅠレース秋華賞（95年以前はエリザベス女王杯）の3つのレース全て制覇した馬を、三冠馬になぞらえて、牝馬三冠という。

これまで、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの7頭が三冠馬に輝いており、そのうち無敗で制したのはシンボリルドルフ（8勝）とディープインパクト（7勝）の2頭、牝馬三冠はメジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネの3頭となっている。

単に大レース（GⅠレース）を一冠と数えることもある。

⇒クラシック

さんかくがい【三角買い】

馬券の買い方のひとつで、連勝複式の馬券で3頭（枠）選び、その組み合わせの3点の馬券を買う買い方で、3頭（枠）のボックス買いのこと。

例えば1、2、3番の3頭の馬を選んだ組み合わせを買うとき、下記のような三角形で3点の組み合わせ（1－2、1－3、2－3）を表すことができるので、三角買いという。

　　　　1
　　　/　　\
　　2　－　3

サラブレッド

もともとはイギリスで速く走れる馬をつくるという目的で、アラブ馬などから長い年月をかけ意図的な交配と淘汰が繰り返され、その語源はThorough（徹底的に） + bred（改良された）となり、純血を意味し、レースで勝つことを目的とした、速く走れる競走馬として作り上げられてきた品種。

連続8代にわたりサラブレッドが交配された馬で、国際血統書委員会で承認されたものが、サラブレッドとして登録でき、それ以外の軽種馬でアラブ血量25%未満の馬はサラ系となる。

世界中の全てのサラブレッドの父系（サイアーライン）をたどると、ゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、ダーレーアラビアンの3頭のいずれかにたどりつき、この3頭を『三大始祖』という。

⇒アラブ　サラ系　軽種　三大始祖

さらけい【サラ系】

サラブレッドとアラブの混血種で、アラブ血量25%未満のサラブレッド系種を、略してサラ系という。

サラ系はサラブレッドとの連続8代以上の交配を重ねることにより、国際血統書委員会で承認されたものは、サラブレッドとして登録が可能になる。

⇒アラブ　サラブレッド　軽種

ざせき【挫跖】

馬の蹄の底におこる炎症（内出血）で、走行中後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけたり、石などの硬いものを踏んだときにおこる。

蹄底の浅い馬や踏み込みの良い馬などにおこりやすく、前肢に発症することが多い。