そらをつかう【ソラを使う】

レースや調教中に、急に走る気をなくしたり、全力で走らなくなったり、集中力を欠いてしまうこと。

そとわくはっそう【外枠発走】

ゲートの破損等で使用できなくなった場合や、ゲート入りの悪い馬、ゲート内で馬が暴れ、他馬に影響を与えるような場合、発馬前にゲートを出てしまった場合など、一番外側の枠に入れられ外枠発走となる場合がある。

そとまわり【外回り】

競馬場によては内回りと外回りの2つのコースがあり、中山では向正面、京都、阪神、新潟では3、4コーナーにかけて内と外に分かれている。

内回りコースに比べ、中山はカーブが緩やかになり、京都、阪神、新潟では直線の距離が長くなる。

⇒内回り

ソエ

管骨骨膜炎の俗称で、成長期の若駒に多く発症し、骨が完全に発育する前に、強い調教を行うことによって、おもに前脚の膝から下あたりに痛みを伴う炎症をおこす。

ソエがあるうちは、実力を発揮できないことも多く、休養や調教をセーブするなどして、ソエが固まれば痛みもなくなり、本来の能力が発揮できるようになる。

そうろかんし【走路監視】

各コーナーの外側に設置されたパトロールタワーから、走路の異常の有無や、レース中騎乗でのインターフェア（妨害）や不正、異常の有無や、競走馬の故障事故などについて監視する。

パトロールタワーにはカメラが設置され、裁決委員が審議の際に使用するパトロールビデオの撮影も行われている。

⇒裁決委員　審議

そうまがん【相馬眼】

馬の体型や外観などから、馬の能力や資質を見極める目のこと。

優れた相馬眼を持つ人たちは、馬格を見る目はもちろん、長い経験や、それに基づく優れた直感を持ち合わせているといわれる。

そうながし【総流し】

馬券の買い方のひとつで、ある連勝式馬券において、軸馬を1頭（枠）決め、その馬（枠）から全ての組み合わせを買うこと。

軸に決めた馬が馬券に絡めば必ず的中となり、購入点数は多くなるが、軸馬が人気薄の場合や、波乱含みのレースなどで総流しすることによって、高配当が期待できる。

そうあんじょ【装鞍所】

パドックへ入る前に、出走馬の馬体重を測定し、蹄鉄の検査、健康状態や馬体検査などを行い、鞍を装着し、レースに備える場所。

通常レースの70分前までに入り、検査が終わると、禁止薬物を使用しないよう監視され、水や飼料も与えることはできない。

装鞍所へ出入りできるのは、農林水産省の競馬監督官、競馬会職員、その競馬に関する調教師、騎手、厩務員だけで、それ以外の者は開催執行委員長の許可がなければ出入りできない。