くろかげ【黒鹿毛】

サラブレッドの毛色の一種。



全身黒っぽい赤褐色で、目の周囲や口辺、腋や下腹、ひばら、内股などは褐色で、長毛と脚の先は黒色である。

⇒毛色

ぐれーどせい【グレード制】

1984年度より重賞競走が格付けされ、『格』を表わす記号として『GRADE』の頭文字である『G』を使用し、GⅠ、GⅡ、GⅢと分類されている。

障害競走の格付けはJ・GⅠ、J・GⅡ、J・GⅢとして表記される。

2007年に日本の競馬が、国際競走基準の最高位、パートＩ に昇格されたことにより、平地競走については、国際格付けを持つ競走をGⅠ、GⅡ、GⅢと表記し、それ以外の競走をJpnⅠ、JpnⅡ、JpnⅢと表記するようになった。

⇒重賞競走

くりげ【栗毛】

サラブレッドの毛色の一種。



全身黄褐色で、長毛は被毛より濃いものから白色に近いものまであり、前髪、たてがみ、尾が白いものを、尾花栗毛という。

⇒尾花栗毛　毛色

グランプリ

ファン投票により出走馬を決めるレースで、春を締めくくる『宝塚記念』と、その年のナンバーワンを決定し、1年の締めくくりとして行われる『有馬記念』の2つのレース。

くらぶうまぬし【クラブ馬主】

クラブ法人として馬主登録し、一般から出資者を募り、会費により預託料など、馬の管理費用を集め運営する団体。

賞金等は、各クラブの契約内容に従い、出資した口数により、出資者に分配される。

出資者は一口馬主といわれ、正式な馬主ではない。

⇒馬主

くらすわけ【クラス分け】

同程度の能力を持った馬たちにレースさせるために、収得賞金によってランクを分けること。

『新馬・未出走・未勝利』、『500万下』、『1000万下』、『1600万下』、『オープン』というように、格付けされる。

⇒オープン馬　自己条件

クラシック

3歳馬限定のレースで、桜花賞、皐月賞、優駿牝馬（オークス）、東京優駿（日本ダービー）、菊花賞をさす。

これら5つのレースは、競走馬にとって最も名誉あるレースであり、生涯一度しか出走できないため、1つでも勝つと高い評価を受けることになる。

皐月賞、東京優駿（日本ダービー）、菊花賞の3つのレースを制覇した馬を三冠馬という。

また桜花賞、優駿牝馬（オークス）は牝馬限定戦であるため、この2つのレースに加え、秋の3歳牝馬限定GⅠレース秋華賞の3つのレースを制覇した馬を、三冠馬になぞらえて、牝馬三冠という。

クラシックは古い伝統を持ち、イギリスのの1000ギニー、2000ギニー、オークス、ダービー、セントレジャーの五つの大レースにならって創設された。

⇒三冠

くら【鞍】

人や荷物をのせるため、馬の背に装着する馬具。

鞍を装着するとき、布や毛布を下に敷き、馬の背中を保護する。

クモズレ

蹄上部の膨らんだ部分を球節といい、その下側が地面と擦れてできる傷のこと。

クモズレ予防のため『クモズレあて』や、『バンデージ』などを巻く。

⇒バンデージ

くびさし【頸差し】

クビの状態のことで、形やつき方によって、『頸差しがよい・悪い』という。

『名馬はクビで走る』といわれることもあり、競走馬の能力は頸差しの良し悪しにより左右されるともいわれる。