うわばら【上腹】

鞍の装着は一本だけの腹帯では破損した場合危険であり、鞍ずれ防止のために、鞍の上から腹帯の上にもう一本の帯をしめる 。
これを上腹という。

⇒腹帯

うらかいさい【裏開催】

主場4場（東京競馬場、中山競馬場、京都競馬場、阪神競馬場）で中央開催と同時に行われるローカル場（福島競馬場、新潟競馬場、中京競馬場、小倉競馬場）でのローカル開催のこと。

札幌競馬場、函館競馬場での開催は北海道開催といって、中央開催と同時期に行われても裏開催とは言わない。

⇔表開催
⇒中央開催

うまばんれんしょうふくしき【馬番連勝複式】

1着・2着になる競走馬の馬番号の組み合わせを予想する投票法方で、2頭の組み合わせが1着・2着であれば着順はとわず的中となる。

通称、略して馬連とよばれている。

⇒勝馬投票券

うまばんれんしょうたんしき【馬番連勝単式】

1着・2着になる競走馬の馬番号の組み合わせを、着順通りに予想する投票法方。

通称、略して馬単とよばれている。

⇒勝馬投票券

うまばん【馬番】

各レースごとに出走馬につけられる番号のことで、抽選によって決定される。

日本では、同時に馬番がゲート順となり、枠番が確定され、番号の若い順から内のゲートに入る。

レースにはその番号のゼッケンをつけて出走するが、枠番とは異なることもある。

うまのおんせん【馬の温泉】

福島県いわき市のＪＲＡ競走馬総合研究所常磐支所などにあり、温泉を利用することで馬の疾病を治療し、リハビリテーションを行う施設。

入所する馬の多くは、屈腱炎や骨折などの運動器疾患のために休養を余儀なくされた馬で、温泉療養は故障の治癒に大きな効果をあげている。

うまぬし【馬主】

競走馬の所有者のこと。

馬主になるためには、馬主登録を中央競馬会にしなければならない。

馬主には個人、法人、組合などいくつか種類があり、資格を得るためには馬主登録が必要で、競馬法などの規定に違反して罰金の刑に処せられた者などは、競馬法13条により馬主登録を受けることができず、調教師、騎手や厩舎関係者および日本中央競馬会の役員・職員など、競馬の公正確保上不適当と認められたものは、登録拒絶対象者となり登録できない。

さらに、馬主になるためには、それぞれ所得や資産などの審査基準が設けられている。

また、『オーナーズクラブ』による共同所有など、個人での所有が困難な場合や、趣味の領域で馬を所有できるいわゆる『一口馬主』というようなものもある。

※一口馬主は正式な馬主ではなく、商品ファンド法に基づく競走馬への投資。

＝オーナー

⇒共同馬主　一口馬主　組合馬主　クラブ馬主

うまなり【馬なり】

調教やレースで脚いろの状態を表し、騎手が特別手を加えず、馬の走る気にまかせること。

『持ったまま』ともいい、基本的に余力を残している状態。

うまっけ【馬っ気】

牡馬が発情することを馬っ気を出すという。

馬っ気を出すとレースで集中力を欠き、能力を発揮し切れないことが多いといわれる。

うまごみ【馬込み】

レース中に馬群ができ、ひしめき合った状態。

馬込みを怖がる臆病な馬が、馬群につつまれ実力を発揮できないケースや、かかった馬をわざと馬込みに入れて、前をふさぎ落ち着かせ、折り合いをつける場合もある。