しんろぼうがい【進路妨害】

不正行為の一つで、斜行などにより他馬の進路をふさぐこと。

被害の大きさで走行妨害と進路影響に区分され、被害馬が競走を中止するなど、重大な影響を与えた場合、走行妨害で失格または降着となり、進路影響は着順に変更はないが、それぞれ過失や被害の程度により、何らかの制裁を科せられる（不可抗力の場合制裁なし）。

しんぼうさいどう【心房細動】

心臓発作の一種で、レース中に発症すると、急激にスピードが落ち競走を中止する場合もある。

一時的なものが多く、治療をしなくても自然に治ることが多い。

しんばせん【新馬戦】

2歳の夏から3歳の3月頃まで組まれてるレースで、初出走馬のみ出走できるデビュー戦。

しんば【新馬】

2、3歳の一度もレースに出走したことのない馬で、2歳の夏から3歳の3月頃までに組まれている新馬戦に、最初の1戦のみ出走できる。

しんじょうきん【進上金】

馬主が得た賞金のうち関係者に支払うお金のことで、調教師（賞金の10%）、騎手（平地は賞金の5%、障害は賞金の7%）、厩務員（賞金の5%）に分けられる。

シンジケート

種牡馬について組織される株主の集まりのことで、1頭の種牡馬を40～60株位に分けて共同所有し、1株につき1頭の種付けの権利を得る。

しんぎ【審議】

裁決委員が、レース中競走妨害等の可能性があると判断した時、パトロールビデオなどを参考に審議が行われ、着順掲示板に『審』の文字とともに青色のランプが点灯される。

東京競馬場と京都競馬場では着順掲示板がターフビジョンの中にあるため、青ランプは使用せず、青背景白抜き文字で『審議』と表示する。

審議の対象になるのは、進路妨害などの競走中の出来事が主で、他馬に影響を与えたと思われる場合、走行妨害の申立てがあった時や競走後の検量により着順変更（失格）の可能性があるときに審議される。

審議の内容は場内アナウンスされ、着順変更の可能性があるので、手持ちの馬券を捨てないよう注意が促され、審議終了後、審議の結果と着順変更（失格）の有無が、再び場内アナウンスされレース確定となる。

⇒青ランプ

しんがり【殿】

一番後ろ、ビリを走ること。

最下位で負けることを『シンガリ負け』などという。

しろはた【白旗】

スタートのやり直し（カンパイ）を知らせるための旗で、係員がゲートの前方200メートル地点のコース上に立ち、大きく左右に振って騎手に合図を送り馬を止める。

⇒カンパイ

しろげ【白毛】

サラブレッドの毛色の一種。



全身白色またはほとんど白色で、芦毛とは違い、生まれたときからほぼ全身が真っ白で肌もピンク色である。

この毛色の出現率は非常に稀で、十分解明されていない。

日本競馬史上初の白毛馬による重賞勝利は、2008年3歳牝馬限定の交流重賞、関東オークス（川崎競馬場・ダート2100m）でユキチャンが達成した。

⇒毛色